基本情報技術者試験とは

基本情報技術者試験は、情報処理推進機構（IPA）が実施し、経済産業省が認定する日本の国家試験です。これからITエンジニアとしてキャリアをスタートする社会人のIT基礎力を問う試験であり、ITエンジニアの登竜門となる試験といえます。

基本情報技術者試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人情報処理推進機構

試験概要

基本情報技術者試験の概要は以下の通りです。

概要	説明
受験資格	無し（誰でも受験可能）
受験料	7,500円
試験形式	CBT方式（コンピュータを使った試験）、または特別措置試験
実施時期	CBT方式より随時実施
試験会場	全国47都道府県167か所

ＣＢＴ方式とは

基本情報技術者試験で採用されているＣＢＴ方式（Computer Based Testing方式）とは、コンピュータを利用して実施する試験方法です。受験者は、ディスプレイに表示された問題に対して、マウスを使って解答します。画面の左側に問題文が表示され、画面の右側に解答欄が表示されます。問題文を読んで、正解だと思う選択肢をマウスでクリックして試験を進めます。なお、メモ用紙とシャープペンシルは配られます。計算などでは紙に書くことができます。

特別措置試験について

身体の不自由によりCBT方式で受験できない人は、筆記でも受験できます。事前に情報処理推進機構（IPA）の公式情報を確認してください。

令和4年度春期試験案内書（PDF形式） | 試験情報 | IPA 独立行政法人情報処理推進機構

事前に確認しておきましょう

令和5年より、情報処理技術者試験における出題範囲・シラバス等の内容が変更されています。基本情報技術者試験の試験当日の受験の流れ、サンプル問題集を確認しておきましょう。

情報処理技術者試験における出題範囲・シラバス等の変更内容の公表について（基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験の通年試験化） | 新着情報 | IPA 独立行政法人情報処理推進機構

試験内容

以下の3つの分野から出題されます。

基本情報魏儒者試験の3大分野

分野	説明
テクノロジ系	コンピュータの仕組みに関する内容。この分野からは、基礎理論や、プログラミング、技術要素（データベースやセキュリティなど）に関する問題
マネジメント系	管理職の仕事に関する内容。この分野からは、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントなどに関する問題
ストラテジ系	経営者の仕事に関する内容。ストラテジとは「戦略」のこと。この分野からは、企業活動や法務、経営戦略などに関する問題