1.Googleしごと検索とは
Googleしごと検索(Google for Jobs)は、Googleで求人情報を検索したときに表示される拡張機能の一つです。広告枠とWebサイト一覧の間にある非常に上位の専用エリアに表示されます。Googleしごと検索への掲載は無料になっておりますので、既に求人ページがあるサイトをお持ちの場合は是非利用することをおすすめします。
たとえば、iPhoneからGoogle検索すると次のような結果が表示されます。
▼求人の詳細画面
▼クリックすると詳細ページが閲覧可能です。
2.Googleしごと検索掲載方法
Googleしごと検索へ掲載するためにはまず、求人ページのあるウェブサイトがなければなりません。そのサイトの求人ページ内にGoogle指定の構造化データ(求人情報をデータ化したもの)を設置します。
Googleはインターネット上から情報を自動的に集めています。構造化データを設置することで構造化データで指定した求人の情報を検知してもらい、Googleしごと検索に掲載するという仕組みになっています。
3.ウェブサイト内の求人ページに最低限必要な求人情報
構造化データを設置する求人ページには、以下の情報が最低限必要となります。
- 雇用形態
- 職種
- 仕事の内容
- 雇用主の会社名
- 勤務地
- 給与
参考ページ▽
4.構造化データを作成する
構造化データは以下の2つの書式で作成可能です。
- microdata形式
- JSON-LD形式
5.構造化データの設定可能項目
5-1.求人情報
構造化データ項目 | 求人情報 |
---|---|
datePosted(必須項目) | 求人情報の公開日(ISO-8601形式) |
validThrough | 求人情報の有効期限(ISO-8601形式) |
employmentType | 雇用形態 FULL_TIME:フルタイム(正社員) PART_TIME:パートタイム CONTRACTOR:契約社員 TEMPORARY:パートタイム(短期) INTERN:インターン VOLUNTEER:ボランティア PER_DIEM:日雇い OTHER:その他 |
title(必須項目) | 募集する職種 |
description(必須項目) | 求人情報の詳細 HTMLタグ <br>、<ul>、<li>、<p> が利用可能。 ただし、見出しや画像、リンクは利用不可。 |
hiringOrganization.@type | Organization に該当。 |
hiringOrganization.name (必須項目) | 雇用主の会社名です。 |
hiringOrganization.logo | 雇用主の会社のロゴ画像のURL。 指定しないときは、Googleマイビジネスに登録された画像が使用される。 |
5-2.勤務地情報
※勤務地の項目は全て必須項目になります。
構造化データ項目 | 勤務地情報 |
---|---|
jobLocation.@type | 勤務地を表す。 PostalAddressに該当 |
jobLocation.addressCountry | 勤務地の国を表します。 書式は ISO 3166-1 alpha-2 で、日本は”JP”。 |
jobLocation.postalCode | 勤務地の郵便番号 |
jobLocation.addressRegion | 勤務地の都道府県 |
jobLocation.addressLocality | 勤務地の市区町村 |
jobLocation.streetAddress | 勤務地の番地 |
jobLocationType | 勤務場所の種別 TELECOMMUTE:完全リモートワーク |
5-3.給与情報
構造化データ項目 | 給与情報 |
---|---|
baseSalary.currency | 価格の通貨コード 日本円はJPYを使用する |
baseSalary.value.@type | QuantitativeValueは基本給に該当します。 |
baseSalary.value.value | 給与の額。 数字の羅列のみ、カンマ区切りは出来ません。 baseSalary.value.valueを指定しない場合は、minValueとmaxValueの両方を指定。 |
baseSalary.value.minValue | 給与の金額の下限 |
baseSalary.value.maxValue | 給与の金額の上限 |
5-4.応募ボタン
求人詳細画面には応募ボタンが表示されますのでリンク先を指定します。
この応募ボタンのリンク先に構造化データを設置したWebページのURLを設置します。
6.構造化データをテストする
構造化データは、リッチリザルトテストツールというツールで確認できます。
構造化データを表すscriptタグを張り付けるか、URLを入力すると構文チェックが可能です。チェックが通ると以下の表示になります。
7.Googleにクロール依頼の設定をする
構造化データを設置した後はGoogleのクローラーに認識してもらわなければいけません。定期的にクローラーは巡回していますが、以下の設定で巡回を早めることができます。
7-1.サイトマップを送信する
XMLサイトマップを更新し、サイトマップをGoogleに送信します。XMLサイトマップにはページごとの最終更新日が記録されているので、Googleは最近更新されたページを優先的に巡回します。
7-2.インデックス登録のリクエスト
Googleサーチコンソールで更新したページに対して「インデックス登録をリクエスト」します。
該当ページの巡回が早まることがあります。
7-3.Indexing APIを利用する
上記2つの方法よりも優先度が高いIndexing APIを使用してのクロール依頼です。
8.Googleしごと検索で表示がされない場合
以下は、求人情報がGoogleしごと検索に掲載されない場合の3つのチェックポイントになります。
8-1.求人一覧など、複数の求人があるページに構造化データを設置している
構造化データを求人一覧ページなど、複数の求人があるページに設置することはできません。
8-2.Googleのクローラーがまだページをクローリングしていない
クローラーがまだページをクローリングしていない可能性があります。
Googleサーチコンソール で URL を入力し、[インデックス登録をリクエスト]ボタンをクリックします。早ければ数十分程度でクローリングされ、Googleしごと検索に表示されます。
8-3.構造化データの情報と指定した求人ページの情報が違う
Google の構造化データガイドラインでは、ページに表示されている内容と構造化データを一致させるよう定めています。構造化データで指定した求人情報が実際には存在しない場合や、ページに掲載した情報と異なる場合は Google のガイドライン違反となり、Googleしごと検索への掲載はされません。
また、validThrough
で指定した掲載期限が過ぎていないか、間違えていないかも確認します。
以上が構造化データを自社サイトに設置し、Googleしごと検索へ掲載する方法になります。
Googleしごと検索は、無料でたくさんの人に閲覧してもらえる可能性があります。
私たち株式会社ICT黄金エステートでは、Googleしごと検索への掲載を承っております。
丁寧でスピーディーな対応を心がけておりますので、どんな些細なことでもお気軽にお問合せ下さい。
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